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勉強の中心は日本のこと:通訳案内士の筆記試験

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英語で日本を知る、通訳案内士とは皆さんは観光地で外国人の方にガイドしている人を見たことがありませんか?そのようなガイドさんの中に、試験を受けて国家資格を取得している「全...

前回の続きです。

全国通訳案内士(英語)の試験は、筆記と口述に分かれます。筆記試験は例年8月に行われ、その範囲は英語/日本地理/日本歴史/一般常識/通訳案内の実務と多岐に渡ります。ちなみに通訳案内の実務は、私の受験時(2016年)にはありませんでした。

・全体像の把握について
この試験を受けるに当たって、まずお勧めしたいのが、ハロー通訳アカデミーのホームページを参照することです。以前は通訳案内士の予備校だったようですが、現在は数多くの資料や動画を無料で公開しています。

http://www.hello.ac/

次に試験の全体像を把握するため、私は以下の書籍を買いました。この本は英語から口述までの範囲を包括している点が便利です。ただし2010年の発行なので、内容は少し古いと思います。

 

・個別の科目について
英語に関して、この試験に特化した勉強はしませんでした。通訳案内士試験は科目の免除制度を利用でき、私が受けた年ならTOEIC 840点以上という条件がありました。そのためTOEICの勉強を同時に進めていて、英語の対策はそれで十分だろうと考えていました。結果的にはこの免除制度を利用しないで、英語の筆記試験に合格できました。ちなみに前後して受けたTOEICは845点でした。。。現在はこの基準が引き上げられて、900点以上になったそうです。また英検なら1級が必要とのことです。

日本地理に関して、仕事のついでに色々な場所を訪問する機会が多かったので、それなりに知ってました。表面的な知識しかなかった学生の頃を振り返ると、体験して覚えた記憶というのは忘れにくいですね。ということで、地理は通読用に以下の文庫本を買った程度です。文庫本なので安いですし、隙間時間で気楽に読めますよ。

通読用の本を読んだ後は、地図上に色々な情報を記した以下の書籍を使って、面白そうなページを適当に読み込みました。3冊もありますが、1冊だけでも十分です。ほとんど趣味の世界ですね(笑)。1冊だけ選ぶなら、個人的には観光した気分になる雰囲気の『旅地図』をお勧めします。

 

日本歴史に関して、覚える内容が多いですし、時間も必要だと思います。私は大学受験で世界史を選択したので、日本史の内容を忘れてましたし。。。そこで最初に地理と同じ通読用の単行本と流れが分かりやすいマンガを買いました。特に角川まんが学習シリーズは秀逸で、子供の中学受験にも役立ちました。試験を受けなくても、日本の歴史を楽しみながら見直したいという方はどうぞご覧ください。

通訳案内士の試験では日本文化史も重要な項目なので、特化した大学受験用のテキストを導入しました。また山川の図録は参照用に、地図とデータを組み合わせた日本史は地理と同じ体裁の本だったので購入しました。

 

一般常識に関して、公務員試験や就職活動に向けた問題集も有効だと思います。私はハロー通訳アカデミーが提供する資料のみで対応しました。一般常識の問題は範囲が広くて、予想が難しく、勢い?で乗り切る方針でした。

通訳案内の実務に関して、私は受験していないのですが、観光庁研修のテキストが役に立つと思います。この観光庁研修は既に終了しているため、テキストがダウンロードできる期間も限られるかもしれません。実務でも使えると思いますので、とりあえず手に入れましょう。

https://www.mlit.go.jp/common/001317353.pdf

筆記試験の合格率は20%前後です。合格基準点はおおむね6~7割以上で、調整される場合があります。私が受けた2016年も調整が入ったと思われます。それでも筆記試験は、残念ながら一般常識を落としてしまいました。やはり勢いで乗り切るのは難しく、勉強が不足していたと反省しました。合格した英語/日本地理/日本歴史は、次年(2017年)のみ科目免除ということになりました。

さて一般常識の対策はどうしましょうか?

次回に続きます。

通訳案内士試験:センター試験の利用https://ntory.biz/written-exam/ 前回の続きです。 一般常識の問題です。 ・日本のポップカル...