前回の続きです。
一般常識の問題です。
・日本のポップカルチャーの同人誌即売会である「コミックマーケット」が、1996年以降毎年開催されているイベント会場を次の①~⑤から一つ選びなさい。
①インテックス大阪
②幕張メッセ
③パシフィコ横浜
④東京ビッグサイト
⑤神戸国際展示場
私は②と④で迷い、②にしてしまいました。正解は④の東京ビッグサイトで、②はワンダーフェスティバルだろと友達にいわれました。。。
上記の問題は、私が受けた一般常識の試験で実際に出題されました。もちろんこのような変化球より、観光白書や選挙制度に関する直球の問題の方が多かったです。筆記試験では内容が予想しにくい一般常識のみ落としてしまったので、どう対策するか課題が残りました。この科目に合格すれば、口述試験に進めるのに、前回と同じ対応ではリスクが高いと思っていました。
そこで一般常識の免除制度を利用することにしました。その条件は、大学入試センター試験の現代社会で80点以上を得ることです。センター試験は1月なので、80点以上なら免除制度を利用し、80点未満なら普通に一般常識を受けるという選択も出来ます。
大学入試センター試験を受けるに当たり、2つの疑問がありました。
①おっさんなのにセンター試験を受けられるのか
→当然ながら社会人でも大学に行く方はいますので、これは問題なし。申し込みに高校の卒業証明書が必要ですが、郵送で取り寄せました。
②現代社会だけ受けられるのか
→こちらも特に問題なしです。日本歴史で免除を考える方は、日本史Bで60点以上を目指すのもありだと思います。
現代社会の教科書は、以下の2冊を使いました。大学入試のテキストは非常に親切なので、勉強も楽でした。それでも8割以上という条件を踏まえて、念のため2冊の本を読みました。
過去問題集は、以下の1冊を使いました。本試と追試で10回分の過去問があるため、これで十分だと思います。
センター試験は近くの大学で受けましたが、応援の父兄と間違われるんじゃないかとか、警備員に捕まるんじゃないかとか、色々と心配しました。しかし予想に反して、当日は周囲の若者に混じり、普通に試験を受けられました。若者もおっさんのことを気にしている余裕はないのでしょう、奇異の目を向けられることもありませんでした。驚いたのは、私より年配の方がいらっしゃったことです。あの方も通訳案内士の免除だったのでしょうか。。。
現代社会だけ受けるのも大変なのに、現役の受験生は2日に渡り複数科目を受験していて、しかも運命を左右する試験の熱量を感じて、その雰囲気に圧倒されました。中には体調不良で退出する学生がいたりして、彼はどうなっちゃうんだろうと心配してしまいました。
おっさんの方はセンター試験の結果、無事に80点以上を取ることが出来、通訳案内士の口述試験に進めることになりました。現代社会の勉強は、社会人として扱う時事に関して曖昧だった知識を整理するきっかけにもなり、個人的にはやる意味があったと思います。また通訳案内士を受ける場合、免除制度を上手に利用できたら、負担が減ることは間違いありません。
次回に続きます。