資格のために勉強していると、法律や業法を覚えたり、仕訳を練習したり、といった作業が続いて迷路に入ったような気分になることがあります。アプリやYouTubeを利用して気分転換しても、個人の能力を高めることが目的なので、内なる活動になりがちです。これは個人である水準の能力を発揮しなければならない資格試験では当然の要素だと思います。でも勉強中に、合格した先には何があるのだろう、どう変わるのだろう、と思ったことはありませんか？
個人的な意見ですが、資格取得の先には、お客様という「人」が待っているのだと思います。合格までずっと鍛えてきた知識や技術を用いて、人とつながれる、それが資格取得の根底にある目的ではないか、と考えることがあります。相談に訪れた人に専門知識で答える、専門技術でサービスを提供する、といったことが人とのつながりになりますよね。
「人」という要素により、実務は難しくなる部分もあると思います。そして資格取得後に知識を深めたり、更に難易度が高い勉強に挑戦する道もあるでしょう。見通す先が遠くて、不安に思うかもしれません。でも勉強を積み重ねている皆さんなら、きっと大丈夫です。ここで、ある試験官から頂いた言葉を紹介します。
【合格の判定と同時に試験官から頂いた言葉】
君はこの試験に受かったわけだが、資格は最低限の実力を担保しているにすぎない。これから多くの経験を重ねて、職業人としての高みを目指して欲しい。
その中で資格の勉強や試験が素晴らしい礎になっていたら、私もうれしい。この体験を忘れずにね。
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資格を取得した人や取得するために勉強している人は、素晴らしい礎を築いていると思いますよ！そしてその礎の上に「人」と確かなつながりが広がるのだと信じています。
