ご存知の方も多いとは思いますが、乙種第4類危険物取扱者はガソリン/軽油/灯油といった危険物の取り扱いと立ち会いが出来る資格です。危険物取扱者には甲種/乙種/丙種の免状があり、乙種は更に第1~6類に分かれます。この中でガソリンや灯油を扱える乙種第4類は、最も人気がある分類の試験になります。
私がこの乙4を受けたのは、学生の頃にガソリンスタンドでバイトしていて、取得すると時給が50円アップしたからです(笑)。今なら100円アップに相当するでしょう。それとすべての乗り物を運転するという目標があったので、乗り物に不可欠な燃料について知りたいという少し真面目な思いも抱いてました。
資格を取ったら時給が上がり、ガソリンや灯油を配達する仕事が追加されました。黒地に黄で「危」マークの入った車を運転して、お得意様を訪問するのは緊張しましたが、いい経験でした。正社員の方は取得が必須だったので、危険物を取り扱う会社の就職にも有利な資格だと思います。
時給が上がったり就職に有利だったりというメリット以外にも、乙4に大型とけん引を組み合わせればタンクローリーが運転できたりします。スタンドのバイトから見たら、上記の要件を満たしているローリーの運転手さんはかっこいい存在でした。
物理と化学に苦手意識があると難しく感じる試験ですが、合格だけを考れば暗記で何とかなると思います。合否は6割の絶対評価で決まり、合格率は30~40%前後とのことです。試験を受けたのはもう20年以上前になりますが、ネットで調べると使った教科書がまだ中古で売ってました(笑)。今なら優秀な乙4の学習アプリも豊富にあるでしょう。
資格の取得後、危険物を取り扱う業務に従事している危険物取扱者は、3年以内ごとに保安講習を受ける義務があります。講義を聞いていれば誰でも答えられる内容でしたが、講習の最後には効果測定という簡単なテストもやりました。私は1回だけ受講しましたが、業務に従事してない今は期限切れの状態です。
免状の写真は10年で書き換えなので、こちらも期限切れになっています。せっかくなので、落ち着いたら免状の書き換えだけでもやろうかなと思っています。スタンドでバイトする機会はもうなさそうですが、セルフで給油をする際に習慣を忘れられず場内小走りで動き回るのはやめられません。。。