気象に興味があるので、人気の映画『天気の子』を見に行きました。繊細な天気の描写に感嘆し、純粋に相手を想う気持ちで行動する登場人物に対して、惰性のように人間関係を許容している最近の自分を反省しました。もっと周囲の人達を大切にして過ごすべきですよね。新海監督の前作品である『君の名は』を見ていないので、機会があればぜひ視聴したいと思いました。
さて『天気の子』では気象に関係する事象が多く出てきますが、その中で私も行ったことがある「気象神社」が登場していました。今回は気象に興味がある方にお勧めしたい3個所のスポットをご紹介します。
①気象神社:
正式な名称は「高円寺氷川神社」で、東京杉並区高円寺にあり、高円寺駅から歩いて2分程度の場所になります。日本唯一の気象神社とのことです。例えば飛行(航空)に由来する神社は全国に10個所前後あるのに、気象神社は唯一なので非常に貴重ですね。
実際に訪問した雰囲気は、杉並区という都会の只中で、こじんまりした佇まいですが、しっかりした存在感を放っていました。気象神社といえば、劇中に出てくる下駄の形をした絵馬や晴守りというお守りが有名ですが、私は冒頭にあるより安いカード型のお守りを所有しています(笑)。それと気象神社に天井画はありませんので、念のため。。。
東京近郊にお住まいの方、または東京に来る機会がある方で、天気に関して気象に関するお願いがある場合、一度来訪されてはいかがでしょうか。映画を見て、私も久々に行きたくなりました。今度は晴守りをゲットしたいと思います。
②気象科学館:
こちらの皇居の近く気象庁本庁内にある無料の科学館です。土/日/祝日もやっていますが、開館時間は10時~16時になり、予約なしで入場できますが、夕方以降はやっていない点に注意が必要です。
入口では気象庁のマスコットキャラクターである「はれるん」がお出迎えしてくれます。庁舎内の小さな科学館なので、館内は小1時間もあれば見て回れます。体験型の施設やお持ち帰りできる説明のパンフレットが充実していました。また土/日/祝日には気象予報士会の気象予報士の方が説明員として常駐しています。
記事を書くために気象科学館のHPを確認すると、移転工事があり、2019年9月24日から2020年4月まで閉館になるようです。新しい気象科学館も待ち遠しいですが、今の気象科学館を楽しめるのは、この夏だけですね。自由研究の参考にもなりますし、皇居近辺に来られた際は、ご家族で訪問することをお勧めします。もちろん一人でじっくりと見るのも楽しいですよ。私は一人で行きましたし!
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html
③広島市江波山気象館:
こちらは広島にある気象館になりますが、実は私も行ったことがありません。なので、私が行きたい気象に関係するスポットですね(笑)。
なぜ江波山気象館に行きたいかというと、ご存知の方もいるとは思いますが、柳田邦男氏が書いた「空白の天気図」というノンフィクション小説の舞台になっているからです。この小説は、広島原爆と枕崎台風による二重災害に対峙した気象庁職員達の「観測精神」を克明に綴った重い作品として、今も私の心に残っています。
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旧気象台の一部は被爆建物として保存され、爆風で曲がった窓枠やガラス片が刺さった壁が残されているそうです。広島に行く機会があれば、気象に興味がある者として、ぜひ立ち寄りたい場所です。
今回は気象に縁があるお勧めのスポットをご紹介しました。東京が2個所、広島が1個所と偏りが出てしまったので、他に面白い場所を発見したらまた紹介したいと思います。