民間資格を取得してからしばらくすると、ドローンの国家資格の体制も徐々に整ってきました。
こちらは無人航空機操縦者技能証明が正式な名称で、車の免許と同じく、登録講習機関(教習所に相当)で実地審査、指定試験機関(運転免許センターに相当)で学科または実技の一発試験を受けるイメージになります。やはり車の免許と同じく、講習費用が掛からない実技の一発試験は難易度が高いため、講習機関=教習所に通うのが一般的でしょうか。
この技能証明は一等と二等に分かれ、第三者上空を飛行しなければ二等で十分(第一種機体認証も必要ですし)、何なら特定飛行を申請するのに二等もマストじゃないんですが、免許とかは早く取った方が既得権益を得られる場合も多いので、どうせなら一等と思ってました。まぁ一級小型船舶ではその辺の読みを外しているんですけど(笑)。

また民間資格を持っていれば、経験者として、、、
二等なら20時間→6時間に、
一等なら68時間→19時間に、
講習の短縮が可能です(基本の例)。もちろん費用も安くなります。これが未経験として一等/初心者の講習を受けたら80万円以上もするんですよ!一等までは必要ないでしょって、確かにそうですね。。。
取得に掛かる費用を抑えるには、実技の一発試験を受けたり(無理ゲー)、会社なら補助金を活用できると思いますが、個人でも実現しやすい裏技を2つご紹介します。
①教育訓練給付制度の利用
スクールによっては教育訓練給付制度の対象になっています。詳しくはこちらも参照してください。

②独学で学科試験を受ける
こちらもスクールによっては学科の費用が無料になります。
私は②が適用できるスクールを探し出し、申し込むことに決めました。ということでその前に学科を取ってしまいましょう。
無人航空機の学科試験もまたまたCBT方式です。CBT方式=ネット試験は簿記や無線でも体験済みですが、無人航空機の一等は基準が厳しいのです!正答率は90%以上が求められ、問題数でいえば7問しか落とせません。またネット試験は過去問が存在せず、基本的にサンプル問題しか公開されていません。
ただし市販の問題集はあるので、それで勉強することにしました。ほとんど同じ内容が出ますので、これをやっておけばオッケーだと思いますよ。
それとCBTの形式に慣れるため、CoCoPaの一等CBT演習も購入しました(200円です)。
https://d-cocopa.co.jp/courses/1936
またウカルンさんのYouTubeも参考になりました。
https://youtube.com/@drone-ukarun
一等の計算問題を心配される方もいらっしゃると思いますが、数パターンしかないため、覚えちゃえば大丈夫ですし、逆にそこが得点源になりますよ。
もう慣れちゃったCBT方式なので、試験当日は緊張することなく、無事に合格できました。繰り返しになりますが、7問しか落とせない点にはご注意を。
こうして9万円程、費用を抑えることに成功しました。