ポータブルスキルって、聞いたことはありますか?
厚生労働省によれば、ポータブルスキルとは「業種や職種が変わっても持ち運び可能な能力」とのこと。この定義に従うと「業種や職種」に依存しやすい資格は、ポータブルスキルといえないようですが、「社外でも通用する能力」「社外に持ち運び可能な能力」として考えれば、試験制度で能力が標準化された資格は、非常に分かりやすく使いやすいポータブルスキルだと思います。
例えば、会社の外回りに必要だからという理由で取得した「普通自動車免許」を考えると、転職することになっても剥奪されることはありません。経理に配属され「簿記」を取得した場合も、資格はずっとあなたの資産になります。もちろん取得後の知識や技術の維持は必要ですし、「仕事のし方」「人との関わり方」といった能力も大切ですが、分かりやすく使いやすいという点で資格の優位性は高いでしょう。
ポータブルスキルという観点から資格を見ると、汎用性が高い資格と、専門性が高い資格に分けられると思います。
汎用性が高い資格としては、自動車免許や英語、簿記やファイナンシャルプランナーといった試験が思い浮かぶでしょうか。
専門性が高いのは、やはり士業と呼ばれる資格になるでしょうね。恐れ多くて、具体的な名称は書けません(笑)。
人生100年時代ともいわれ、多様な会社や職種を経験することが出来ると思います。自分の目的や状況に合わせて、汎用性が高い資格を目指すのか、専門性が高い資格を目指すのか、そしてどの難易度を目標にするのか、決められる自由があることに感謝して。
あなたはどのポータブルスキルをゲットしますか?
お勧めの本:働き方の哲学とても多くの気付きを与えてくれる「働く人のための絵辞典」です。
本書を手に取った時期は、マネージャーという役職のあり方に悩んでいた...