以前にお勧めの気象スポットをご紹介しましたが、今回はその2として再訪したり、新たに訪れた場所をお伝えしたいと思います。あれから大分時間がたちましたしね、お待たせしました〜(待ってない)。

①広島市江波山気象館:

以前から行きたかったこの場所に、広島の家族旅行も兼ねて立ち寄りました。電車の一日乗車券を使って「江波」まで路面電車に揺られた後、上り坂を歩いて洋風の建物に到着。これが爆心地から約3.7kmの位置にあった旧広島地方気象台で、窓や壁には被曝の傷跡が残ったまま「江波山気象館」として公開されています。


原爆により気象台の職員も被災しましたが、現場の観測は1日も休むことなく続けられ、柳田邦男氏が書いた『空白の天気図』というノンフィクション小説の舞台になりました。広島原爆と枕崎台風による二重災害に対峙した気象庁職員達の「観測精神」を描くこの作品は、今も私の心に残っています。
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気象館としても色々な展示があり、東京の気象科学館とはまた異なる内容で楽しめますよ。20m/sの風速を体験できる突風カプセルとか、雷放電を実験できるフランクリンの実験室とか、テーマパークのアトラクションみたいです。広島に行く機会があれば、史実と気象を一緒に学べるスポットとしてお勧めします。16時30分が最終の入館時刻になりますのでご注意を。

②気象科学館:
2020年に気象庁が虎ノ門へ移転し、気象科学館もリニューアルオープンしました。港区立みなと科学館とプラネタリウムも併設されて、より楽しめるスポットになったと思います。プラネタリウム以外は無料で、気象庁の現場見学(要予約)も実施していますよ。実は月1〜2回程度、私もこちらの解説員を担当しております。
対象は小中学生向けという感じですが、じっくりと見回れば大人も十分に楽しめますし、気象の知識を学べる展示内容だと思います。また最近の新コンテンツとして、気象庁のマスコットキャラクター”はれるん”を操って災害と戦う「はれるんシューティング」や、最大4人のマルチプレイで大雨災害を乗り切る「大雨災害サバイバル」が登場したのも見逃せません。


加えて気象庁の食堂が私のお勧めです!こちらの地下1階にあり、一般の方も利用できます(営業は平日のみ)。官庁の食堂だけあって値段は安いですし、メニューも豊富です。特にカレーは虎ノ門一安いと評判です(笑)。そうそう食堂では”はれるんグッズ”も販売してますので、興味のある方はぜひゲットしてください。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html
③気象神社:
最後になりますが、また気象神社に行って”晴守り”を手に入れました。この晴れマークからパワーを感じます(笑)。

勢い余って”合格守り”まで買いましたが、これは予報士試験のお守りですよね。もし欲しい方がいれば、ご連絡ください。私の気持ちも込めて送りますよ!