サラリーマンの資格取得記
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無線従事者 PR

始まりは:航空無線通信士

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バイクの免許を除けば、人生で最初に取った資格って、実はアマチュア無線だったんですよね。

大学の部活で南の島に遠征するため、部員は無線の資格を取得せよとの指示があり、先にアマチュア無線の講習を受けた先輩から、四級の解法を教えてもらったのです。といっても単純に法規は暗記、工学も暗記(笑)。過去問を一緒に見ながら、とにかく覚えるというのが先輩の教えで、疑問を呈そうもんなら、同じ問題が出るから余計なことは考えなくていいんだよ!と突き進む方式でした。

初めて受けた資格試験は少し緊張しましたが、老若男女多様な人が受験しているのが新鮮でした。また内容は先輩の教え通り過去問と同じで、記入ミスさえしなければ大丈夫な試験でした。

結果は無事に合格で、大学受験以来の合格通知を頂きました。普段は褒められることもない学生だったので、なかなかの達成感が味わえました。思えばこの喜びが、資格沼に落ちる始まりになったのかもしれません(笑)。トレカじゃないんですが、ゲットした無線従事者免許証もちょっとうれしかったですし。

それから時は流れて、今度は飛行機の操縦訓練を受けるため、航空無線通信士の資格が必要になりました。私が通っていた学校には無線の授業が組み込まれていて、カリキュラムをこなし、その試験に合格すれば、航空無線通信士の資格がもらえたのです(現在は学校のカリキュラムと別に自分で取得しなければならないようです)。

え〜!ずるいと思った皆さん、いわゆる養成課程には該当するものの、通常の試験で受ける内容は当然ながらカリキュラムに含まれますし、一部の授業が非常にマニアックだったりして(課程外?)、一長一短なんですよ。無線工学の授業ではVORの電波実験とかやらされましたし。

ちなみに航空無線通信士には、第四級アマチュア無線の操作範囲が含まれるんです。普通車の免許に原付が含まれるのと同じですかね。今は四級のトレカじゃなくて免許証を持つ意味がなくなり、思い出の品になってしまいました。

航空無線通信士の試験も基本は過去問だと思いますが、必然的に難易度は上がり、フォネティックコードやモールス信号が出題されます。フォネティックコードとは、おなじみのAをアルファ、Bをブラボーとか読むやつです。このコードは実務で使いますが、モールス信号はどうでしょう?最初に乗務した旅客機は無線施設の確認でモールス信号を聴いてましたが、その後の機体は確認の記号(ID)が表示されるため、耳にする機会がなくなりました。

それでもSOSのモールス程度は気付けるようにしときたいと思ってます。映画とかでよくあるシチュエーションじゃないですか。

ん?何か聞こえるぞ、、、

「・・・---・・・」トントントンツーツーツートントントンですよ、皆さん!