陸上無線を裏技で取得した後、どうせなら海上も!と思ってしまうのは普通ですよね(違う)。そこで試験を実施している日本無線協会のホームページを調べると、第二級海上特殊無線の試験がCBT方式(ネット試験)になるとのお知らせを発見しました。
ネット試験といっても自宅のパソコンで受験するのではなく、近くのテストセンターに行く必要はあります。それでも年3回の実施という縛りが消え、こちらの都合で気軽に受けられるのは社畜のサラリーマン的にとても助かりますね。
ちなみに二海特と三海特は扱える無線の出力が異なり、三級なら沿岸海域、二級なら国内航海で使用する出力に該当します。また雑な説明ですみません。。。
そういえば知床遊覧船の沈没事故でKAZUⅠ(カズワン)は、アマチュア無線を違法使用していたと報道されました。私が持つ一級小型船舶(特定限=履歴限定)の操縦免許なら二海特を取れば、小型旅客船や遊漁船で働くことになっても安心です(お呼びでない)。
とりあえず自分のスケジュールに合わせて二海特の試験を申し込んでみると、CBT方式に変わる初日が試験日になりました(笑)。どう変わったのか情報がないけど、これは大丈夫なのか?
試験の概要としては法規と工学がそれぞれ12問ずつで満点は60点、合格は40点以上、つまりそれぞれ4問まで間違えても受かります。合格率も80%以上なので、そんなに難しくなさそうというのが正直な印象。
日本無線協会によるCBT方式の例題はこちらです。
https://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken/vcmsFolder_856/vcms_856.html
CBT方式に過去問はありませんが、以前の問題はこのサイトからダウンロードできます。
電波受験界:https://jyukenkai.com/kakomon_tokushu/kai_g2/
勉強方法はアマチュア無線で先輩に教わった通り、ひたすら覚えるという。法規は暗記、工学も暗記です(笑)。
過去問をまとめた便利な無料アプリもありますよ。
こういったアプリは、通勤等の隙間時間を活用したいサラリーマンの強い味方ですね。
過去問を2〜3周して迎えた試験本番、心配していた変更もなく、CBT方式は今までと同じ内容が出題されました。試験時間は60分ですが、終了したら退出できます。また結果に合否は表示されず、点数のみが分かります。前述の通り、それぞれ40点以上なら合格です。
さて正式な合格通知は、受験から12日後にメールで届きました。その後は受験番号を申請書に記入し写真と印紙も貼って、住民票やら返信用封筒と一緒に郵送するという、陸上無線と同じ流れになりますね。費用は受験に5,600円、申請に1,750円+郵送費なので、受験代分が業務経歴で取得した二陸特より高くつきました。
そして待つこと約1か月、富士山のホログラム入り第二級海上特殊無線技士のプラスチックカードが届きました!2枚目のキラカードだから感動も薄いけど。
これで自分が使える陸海空の無線免許はゲットできました。いつか船舶と無線の資格を生かしてマリーナとかで働けないかなぁ(お呼びでない)。