サラリーマンの資格取得記
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ボランティアガイドってどうだろう

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資格は取得するだけでなく活用もしたいと考える私ですが、せっかく取った通訳案内士を生かす場面はなかなか訪れませんでした。英語や知識の面でまだ”プロ”を名乗るのが不安という気持ちもあったのと、もう一つネックになっていたのが兼業に関する規則です。

それは「本業と兼業を合わせて必ず週1日の休みを確保する」という条件です。聖書をひもとくまでもなく必要な安息日ですが、既に別の兼業をやっているため、ガイドの勤務を追加する調整は難しそう。。。

そこで考えたのが、ボランティアガイドという活動。有資格者が無報酬でガイドするのに批判もあるようですが、経験を積める現場に出たいという気持ちが勝りました。まぁ正直に書けば対価を頂かない分、気が楽という面もありました。

ネットで調べると、参加できそうな候補は3団体、、、
①成田空港周辺を案内するボランティアガイド→コロナで休止中
②日赤語学奉仕団→通訳ガイドという毛色ではなさそう
③東京都観光ボランティア
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/volunteer

③は東京都産業労働局観光部が主管で体制が整っており、参加者は3,000人以上もいて、資料や研修が豊富でした。募集における英語の基準は英検なら準1級以上、TOEICなら730点以上とかでしたが、通訳案内士ならそれでOKということで、登録していただけました。炭治郎みたいな市松模様のユニフォームにはちょっと抵抗がありましたけど(笑)。

新規採用研修に参加し、オンラインで事前学習し、初回は秋葉原の街なかで観光案内となりました。実際にガイドしてみると、英語圏以外の外国人の方も多く、お互いに母国語ではない英語を使ったやり取りが難しい。それでも相手に寄り添えば、自然と笑顔が出たりして、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が語学力より大切なのかなと思いました。そして触れ合いを楽しむことも、言葉を伝えるコツなのだと学びました。また日本人の方を案内する機会も多く、有名なスポットや交通手段、東京の歴史といった会話が求められ、ガイドを名乗るには語学力だけでなく知識面も不足していることに気付けました。

実際の現場に出るとミスもあったりします。
見た目がインド系の方に”Are you from India?”と聞いたら、
“America!”との答えを頂き、やっちまったなと。
先輩からもあの聞き方は良くないと指摘があり、そりゃそうだと大反省。。。

街なか観光案内は銀座や上野、浅草や東京駅といった場所から選べて、東京の観光を楽しみながら知識と経験を得られるのも大きな魅力です。そして活動の幅を広げたければ、2年目からコースのガイドや都庁の案内といった道も用意されています。自分はとりあえず東京の街なかで案内を続けます。どこかでお会いできるといいですね。

一緒に活動する観光案内やガイドの先輩方は知識が豊富で、その部分が弱い自分には勉強というより好奇心が必要なのかもと感じました。例えば街を歩いて変化に気付くとか、体験してみるとか。何でも検索できる時代には、テクノロジーを使いこなしつつも、人が介在する価値をどう提供するか、今後の課題だと思います。