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25kgの限定変更

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ドローンの技能証明には飛行内容に応じた制限があり、重量によっても限定が付されます。なので25kg以上の機体を飛ばすには、その解除が必要なんです。バイクの大型免許をイメージすると分かりやすいでしょうか。

<マルチコプターの限定>
夜間 済み
目視外 済み
25kg以上←今回

皆さんが想像であろう一般的なドローンって、どの位の重さだと思います?例えば私が所有するDJI Air 2Sですと約600gなのです。25kgなら何とそれの40倍以上!このような重量級のドローンは、物資の輸送や薬剤の散布といった業務に活用されています。

25kgの限定変更を受講するか迷ったのは、身体検査のハードル(ぶっちゃけ費用ですけど)が上がる点にありました。ドローンの身体検査は運転免許証により代替できますが、25kg以上は航空身体検査並みの健診を受けなければならず、費用も高そうでした。そんな折、本業でお世話になっている航空身体検査医に相談したら、会社の健診にちょっと追加を支払えば証明書を出していただけると判明しました。聞いてみるものですね。

身体検査のハードルが下がった今、GPSやセンサーを切ったATTIモードに慣れている間に限定を解除するしかない!と鼻息も荒くなりました。本当に必要なのかは置いといて(笑)。

残念ながら一等を取得したスクールは25kg以上の設定がなく、見学したことがある別のスクールに通うことを決めました。通うといっても25kgの限定解除だけなので、講習と審査を含めて半日で終わります。内容も基本とほぼ同じで、高度が5m〜10mと上がるものの、科目は8の字飛行が円周飛行に変わるだけでした。

ただし前回の実技では、ちょっとした風速の変化でかなり操作がバタバタした反省もあり、気象状態にはかなりナーバスになっていました。そんな心配を抱えつつ、時間がある日はトイドローンで練習する日々。。。

そんな状況でしたが、1回目の候補日と2回目の候補日は共に、降雨と強風で講習が延期となりました。ドローンは風雨に弱いと改めて実感。

迎えた3回目の候補日はドローン日和といった感じで、多少の風は吹きましたが、降雨の心配もなく、気持ち的に助かりました。

さて気象状態は許しても、初めての場所に初めての機体(農薬散布用ドローン DJIのAGRAS T20を使用)。とても緊張しながら、大きな機体に向き合いました。

実際に操縦してみた感覚としては、機体が大きいためか風速が弱いためか、前回の審査よりはるかに楽でした。多少ですが風は吹いているため、それを読んで操作すれば、ATTIモードでも大きくズレることはありません。スクエア飛行、ピルエットホバリング、円周飛行からの緊急着陸とインストラクターの教えに従って、何とか飛ばせました。

午後になるにつれて風が強くなり、集中力も切れてきて、操作が荒くなってしまったのは反省点です。机上試験も25kgに関する内容で、なかなか難しいと感じました。

一等を取得した講習でATTIモードに慣れていたのと天候に恵まれて、25kgの限定変更も無事に終わりました。インストラクターの方から「一等の技量は十分にお持ちですね」と褒められたり、風が強くなった午後に別の講習を受けている方から「この風でATTIモードっすか!すげ〜」と言われたりして、今までの練習がちょっと報われた気がしましたよ。

残るは身体検査を取った後に技能証明の申請となりますが、前回の失敗を踏まえて、慎重に進めようと思います。ドローンの資格をどう活用するのか、それも今後の課題ですね。